以前、寝室にシアタールームを導入したという記事を出しました。
約6か月使ってみた結果、シアタールームのために買ったモノそれぞれのメリットとデメリットが分かったので、個別に商品を紹介してみたいと思います。
今回ご紹介するのはシアタールームの中でも最も大事な要素である、プロジェクターです。
はじめに
ステイホームによって、テレビ番組やAmazon Prime Video、Netflixといった動画配信サービスを見る人は増えていると思います。
そのようなコンテンツを「大画面」で「高画質」に楽しむことができるのが、4Kプロジェクターです。
今回ご紹介するプロジェクター、LGエレクトロニクス“CineBeam”「HU70LS」は、4K、HDR対応でありながら、144000円(2021/1/17現在、Amazon価格)という手頃な価格で買えるのが特徴です。
さらには、「webOS」というLG独自のOSを搭載しており、これ単体で、ネット動画サービスも再生可能という、非常に高スペックな商品となっております。
安いからと言って、品質が悪いわけではありません。デザインは非常にシンプルで洗練されており、リモコンのボタン配置も非常に合理的になっています。
評論家や販売店が審査するアワード「VGP2020 SUMMER」でもリビングシアター対象を受賞するなど、高い注目を浴びています。
デザインを見てみよう
まずはHU70LSの本体、リモコンなどのデザインを見てみましょう。
これが我が家においてあるHU70LSです。純白で四隅に丸みを帯びた直方体のデザインをしていて、非常にシンプルで洗練されています。
サイズは314×210×100mmとコンパクト。部屋の端から見ると、自然とインテリアになじんでいるのがわかります。
リモコンのデザイン。後ろの黒い部分は手になじむように、ユニークな形となっています。持ちやすいように重心も考えられています。
ボタンを押したり、振ったりすると、ボタンが光ります。プロジェクターを使うときは部屋を暗くして使うのが普通なので、ボタンの文字が見えづらいということが起きるのですが、このリモコンの場合はそのような心配がありません。
さらには、リモコンを振ることでポインターを出現させ、マウスのように操作することもできます。クリック感のあるホイールもたまらない。ユーザの快適性についてよく考えられています。
スペックについて詳しく見ていこう
それでは、デザインについて一通り紹介したうえで、詳しいスペックについてみていきましょう。
解像度 | 4K(3840×2160) |
明るさ(ルーメン) | 1500lm |
コントラスト比 | 150,000:1 |
本体カラー | ホワイト(Amazon限定でブラックあり) |
画面サイズ(必要距離) | 60~140インチ(160~376 cm) |
スピーカー | 3W+3W(ステレオ) |
Bluetooth | 〇 |
サイズ | 314×210×100 mm |
重量 | 約3.2kg |
光源 | 4ch LED |
投影方式 | DLP |
HDR | 〇(HDR10) |
HDCP | HDCP2.2 |
OS | webOS |
入出力端子 | HDMI×2,S/PDIF,USB2.0×2,USB Type-C,ヘッドホン,LAN(RJ45) |
消費電力(最大) | 210W |
スリープ・モード | 0.5W以下 |
入力 | 100V-214V@50~60Hz |
正直、約14万円という価格でこのスペックはすさまじいです。接続端子も十分にあるので、大抵の音響機器や映像機器は接続できるのではないでしょうか。ちなみに筆者は、HU70LSにサウンドバーとPS5を接続して使っています。
HU70LSのメリット
それでは、HU70LSを使ってみて感じたメリットについて紹介します。
映像が明るく滑らかできれい、遅延も感じない
まずは映像についてです。通常プロジェクターというのは、テレビよりも画像の鮮やかさや繊細さという点でどうしても負けてしまいます。しかし、HU70LSはそのようなことをほとんど感じさせません。画質の鮮やかさ、繊細さは素晴らしく、目を見張るものがあります。
また、テレビと比較して遅延しやすいのもプロジェクターのよくある欠点なのですが、PS5でFPSゲームをやってみても、遅延を感じることはありませんでした。映像もぬるぬる動きます。これは相当すごい。
また、映像も1500lmとは思えないほど明るいので、昼間でもカーテンを閉めれば難なく使えるのが嬉しいところ。
操作性がいい
なんといっても、リモコンやOSの操作性が本当に素晴らしいです。リモコンは手になじんで持ちやすく、ボタンの押し間違いを起こすことがありません。マウスのように操作できることも非常にいいです。また、OSも非常に合理的に作られていて、設定をすぐに変更できたり、使いたいアプリに瞬時に移動できたりします。
Bluetoothが使える
意外と便利だったのがBluetooth機能でした。(多くのプロジェクターにはBluetoothは搭載されていません。)夜間など家族が寝ていて音を出しづらいとき、Bluetoothでヘッドホンをすぐにつなげられるのは案外便利でした。
騒音が少ない
プロジェクターは普通頭上に位置することが多いです。また、テレビよりも比較的騒音が大きく、ストレスがたまりやすい傾向にあります。
HU70LSも、確かに騒音はテレビよりも大きいですが、他のプロジェクターよりはずっと小さいと感じます。また、省電力モードを最大にすると、さらに騒音がぐっと減るので、映像視聴のさいには騒音が気になることはありません。(ただし、省電力モードを最大にすると映像の明るさは落ちるので注意してください。)
HU70LSのデメリット
一方で、デメリットもあったので紹介しておきます。
台形補正機能を使うと映像の一部のピントが合わなくなる
HU70LSには台形補正機能が搭載されています。これはプロジェクターの高さとスクリーンの高さが合わず映像全体が台形に投影されてしまうときに、映像を長方形になるように調整してくれる機能です。しかしこれを使うと、なぜか映像の真ん中の上あたりの文字が、よくみると(本当によ―――く見ると)少しぼやけてしまいます。文字ではなく映像を見るときは一切気にならないのですが、人によっては気になる場合もあるので注意しましょう。
スピーカーの音質が悪い
多くの人は外部スピーカーを接続すると思うので関係ないとは思いますが、内臓スピーカーの音質は良くないです。素直に外部スピーカーを用意しましょう。
Bluetooth接続だと遅延が発生することがある
Bluetooth機能でヘッドホンを接続することができるのは便利なのですが、時々遅延が発生することがあります。再接続すれば治ることが多いですが、人によっては面倒だと感じるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?これだけの機能をもっていて価格が15万以下であるプロジェクターはそうそう多くはないです。プロジェクターをこれから買おうと思っている人には自信をもっておすすめできます。ぜひこのプロジェクターで楽しいホームシアター生活を過ごしてください!
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
↓我が家のホームシアターについてざっくりまとめた記事なので、よかったら読んでみてください。