今回発表されたのは大きくまとめて10個。
WWDC2023で発表されたものをまとめていきます。
1.15インチMacBook Air
去年発売されたM2搭載13.3インチMacBook Airを、そのまま15.3インチに大画面化したモデル。価格は198,800円から。
2.M2 Ultra
M2 MAXチップを2枚連結させたM2 Ultraが登場。ユニファイドメモリは最大192GBを誇ります。
3.Mac Studio
M2 Ultraを搭載したMac Studioが登場。あまり変更点はありませんでした。
4.Mac Pro
M2 Ultraを搭載したMac Proが登場。ポート数が若干増加。あまり変更点はありませんでした。
5.iOS 17
Appleの純正アプリ「電話」「メッセージ」「FaceTime」のUIが進化。「電話」アプリでは電話をかけると相手の写真やAnimojiが画面全体に表示され、誰に電話しているかがわかりやすくなります。また話している内容がリアルタイムで文字に起こされます。「メッセージ」では検索機能、トップボタン機能が追加。さらに相手のメッセージに自由な位置、角度、大きさのスタンプを送信することも可能に。Liveモードで撮った写真をスタンプに登録することもできます。
また、新たに「NameDrop」機能が追加。お互いのiPhoneを近づけるだけでお互いの名前と電話番号が共有され、簡単にAirDropをすることができます。
キーボードには自動校正機能が追加。
「写真」には「Journal」機能が追加。旅行ごとに写真を分類してくれます。
「StandBy」機能が追加。充電中にiPhoneを横にかざすと、カレンダーや時計、お気に入りの写真などをフルスクリーンで表示させることができます。
6.iPadOS 17
「ウィジェット」機能が進化。リマインダーをチェックしたり音楽を再生したり、アプリを開くことなくホーム画面からウィジェットの内容を変更することができます。
ロック画面はiPhoneのように自由にカスタマイズすることが可能に。フォントや背景画像、ウィジェットの編集も自由です。
「時計」アプリが進化し、複数のタイマーを同時に進行させることができます。
「ヘルスケア」アプリがiPadに登場。iPhoneよりもさらに多くの情報を一度に確認することができます。
「ファイル」アプリが進化。PDFの空白欄に名前を書き込んだり、サインを追加したりすることができます。
「メモ」アプリではPDFをより簡単に追加することができます。さらにApple Pencilの書き込み機能が進化し、新たなツールを使用することができるようになりました。
7.MacOS Sonoma
「ウィジェット」機能が進化。ホーム画面に自由にウィジェットを表示させることができるようになりました。
「GameMode」機能が追加。ゲーム向けにCPUとGPUを最適化することで、ゲーム体験がよりスムーズになります。年末には「DEATH STRANDING DIRECTER’S CUT」がMac向けに提供されます。
8.tvOS 17
コントロールセンター機能が進化。iPhoneのように直感的に操作することができます。
9.WatchOS 10
UIが大幅に進化。Digital Crownを一捻りするだけですぐにウィジェットを確認することができます。その他細かな計測機能が進化しました。
10.Apple Vision Pro
今年のWWDCの目玉であるAR/VRゴーグル。
ARのように空間に画面を自由に投影することができ、VRのように周囲の環境を自由に変更することができます。
目の前に映画館並みの大画面を投影したり、床にF1カーを置いてみたり、心臓の3Dモデルを表示させたりと、実にたくさんのことを行うことができます。
内蔵チップはM2チップと専用設計のR1。iOS、iPadOS、MacOSをすべて統合させたVisionOSを搭載。コンピューターに接続しなくても単独で使用することができます。操作はジェスチャーなど、手の動作ですることができます。
ディスプレイはOLEDの4Kで非常に高画質。
スピーカーが内蔵されており、空間オーディオに対応しています。
電源プラグに接続するほかに、専用外部バッテリーを使用することで、自由に移動して使用することもできます。電源プラグの場合は終日使用可能ですが、バッテリーの場合は使用時間は2時間までです。
面白いのはEyesightという機能。ゴーグル表面にディスプレイを搭載しており、ゴーグルをつけている人の目を表示させることができ、周囲の人にも表情がわかりやすくなります。
Macともシームレスに接続することができ、Macの画面を空間に投影することができます。キーボードやマウスも使用可能。もちろん仮想的なキーボードでタイプすることも可能です。
アンロック方法は「Optic ID」。目の虹彩を読み取ることで、個人を判別します。「Face ID」の次の新しい生体認証方法です。
残念ながら日本での発売は未定。価格は日本円で約50万円ほどです。