iPhoneを買いたいけど、どれが自分に合っているのか分からない…
そんな方に、現在販売されているiPhoneの各機種の特徴を紹介し、その中からおすすめのiPhoneを紹介します。
今回比較対象となっているのは、Apple Storeで現行販売されているiPhone SE 3/11/12 mini/12/13 mini/13/13 Pro/13 Pro Maxの7機種です。
まずは、iPhoneを選ぶポイントについて紹介します。
ポイント①:ディスプレイ
iPhoneを選ぶうえで最も重要なのは画面サイズでしょう。
SE 3は4.7インチ、12 mini/13 miniは5.4インチ、11/12/13/13 Proは6.1インチ、そして13 Pro Maxは6.7インチ。さらに13シリーズは上部のノッチ(黒い部分)が20%ほど小さくなっています。
ディスプレイのスペックも重要です。
12/13シリーズは、SE/11よりもさらに高解像度で、コントラスト比(黒と白における画面の明るさの比率)が高く、輝度(画面の明るさ)が高くなっています。
13 Pro/13 Pro Maxはリフレッシュレートが最大120Hzで、他のiPhoneより画面が2倍ぬるぬる動きます。
ポイント②:本体サイズ、重量
iPhoneのサイズも重要です。
SE 3/12 mini/13 miniはバツグンにコンパクトで、iPhoneを片手で操作したい人向け。
11/12/13/13 Proは画面の見やすさと持ちやすさを両立したモデル。
13 Pro Maxは画面が大きいですが、片手で操作するのは大変です。
ポイント③:駆動時間(ビデオ再生時間)
最新のiPhoneは旧世代のiPhoneよりバッテリー容量が増大しています。
SE 3はSE 2より2時間多く、13 miniは12miniより2時間多く、13は11/12より2時間多く、13 Proは12 Proより5時間多く、そして13 Pro Maxは12 Pro Maxよりなんと8時間も多くなっています。特に13 Pro MaxはSE 3/12 miniのバッテリー容量の約2倍。バッテリー容量を重視するなら13シリーズ。
ポイント④:チップ
iPhoneでゲームをする際に重要となってくるのがCPU性能。これはGeekbenchによるマルチスコアの値(概算)です。
A14はA13より120%高速、最新のA15はA13より140%、A14より110%高速となっています。
ただし、A13 Bionicチップでも十分高速なので、普通のアプリでは差を感じないかもしれません。負荷の高いゲームをしている人は参考にしてください。
ポイント⑤:カメラ機能
SE 3を含むすべてのiPhoneは被写体を際立たせるポートレートモードに対応。
SE以外のiPhoneは夜の景色をより綺麗にとれるナイトモードを搭載。
13シリーズはシーンに合わせてピントを自動で変えてくれる、シネマティックモードを搭載。
さらに、13 Proシリーズは2センチからの距離でも撮影できるマクロ撮影機能を搭載しています。
ズーム倍率などのカメラ性能には機種によって細かい違いがあります。
ポイント⑥:ストレージ容量
選べるストレージ容量も違いがあります。11は最大128GB。SE 3/12シリーズは最大256GB。13シリーズは最大512GB。そして、13 Proシリーズは最大1TBを選択可能。
ポイント⑦:指紋認証、顔認証
iPhone SEはTouch ID(指紋認証)を唯一搭載しています。ただし、指紋認証のためのホームボタンを搭載する分上下に大きなベゼルがあり画面サイズが小さいのがネック。
SE以外のオールスクリーンiPhoneではFace ID(顔認証)を搭載しています。iOS15.4の配布により、Apple Watchなしでもマスク着用のままロックを解除できるようになりました。これによりFace IDの便利性はかなり改善されました。オールスクリーンiPhoneが欲しい方は要チェック。
ポイント⑧:通信速度
11は4G対応。11以降は、通信速度が桁違いの5Gに対応。(環境によりますが5Gは4Gよりもざっと10倍ほど通信速度が速いです。)
ポイント⑨:MagSafe
12以降のiPhoneはMagSafeに対応しています。これはiPhoneについている円形の磁石のことで、MagSafeに対応する充電器をパチッとつけて充電したり、ケースをつけたりすることができます。今後対応するサードパーティ製の製品が増えてくるでしょう。
ポイント⑩価格
こちらはApple StoreでのiPhoneの価格。円安の影響により、iPhoneの価格が一斉に引き上げされました。
SEは62,800円からとiPhoneの中ではリーズナブル。これに対し13 Pro Maxは最低でも159,800円します。(SEが2台余裕で買えてしまう…)
ただし、最新の13シリーズでもキャリアや購入条件によって安く購入できる場合があります。
それではiPhoneを選ぶポイントについて知ったところで、各機種の大まかな特徴を見ていきましょう!
iPhone SE 3
最安5G iPhone。唯一指紋認証とホームボタンを搭載。
4.7インチ。5G。シングルカメラ。バッテリーは15時間。Touch ID。144g。A15 Bionicチップ。
メリット
最安で5GのiPhoneを買える。指紋認証が使える。片手で操作しやすい。
デメリット
画面サイズが小さい。ベゼルが大きい。バッテリー容量が小さめ。カメラ性能が低い。ナイトモード非搭載。
iPhone 11
最安オールスクリーンiPhone。
6.1インチ。4G。デュアルカメラ。バッテリーは17時間。Face ID。194g。A13 Bionicチップ。
メリット
最安でオールスクリーンiPhoneを買える。カメラ性能も充分。
デメリット
5G非対応でチップも古いけど、SE 3より割高。13よりバッテリー容量が小さい。
iPhone 12 mini
最小、最軽量の5G iPhone。
5.4インチ。5G。デュアルカメラ。バッテリーは15時間。Face ID。133g。
メリット
SEより重量/サイズは小さいのに画面サイズは大きい。片手で操作しやすい。軽い。
デメリット
13 miniよりバッテリー容量が小さい。画面サイズは小さめ。
iPhone 12
リーズナブルな5G iPhone。
6.1インチ。5G。デュアルカメラ。バッテリーは17時間。Face ID。162g。
A14 Bionicチップ。MagSafe。
メリット
角ばっているデザインなので持ちやすい。5G搭載。11より大幅に重量が軽い。
デメリット
13よりバッテリー容量が小さい。
iPhone 13 mini
12 miniより長持ちするバッテリー。
5.4インチ。5G。デュアルカメラ。バッテリーは17時間。Face ID。140g。A15 Bionicチップ。MagSafe。
メリット
SEより重量/サイズは小さいのに画面サイズは大きい。片手で操作しやすい。軽い。
デメリット
13よりバッテリー容量が小さい。画面サイズは小さめ。
iPhone 13
スタンダードiPhone。
6.1インチ。5G。デュアルカメラ。バッテリーは19時間。Face ID。173g。A15 Bionicチップ。MagSafe。
メリット
画面サイズと持ちやすさを両立している。バッテリー容量は12より2時間アップ。
デメリット
特にない。強いて言うなら12より10gほど重い。
iPhone 13 Pro
すべてがプロレベルのiPhone。
6.1インチ。5G。トリプルカメラ。バッテリーは最大22時間。Face ID。203g。120Hzリフレッシュレート。MagSafe。
メリット
12 Proは12 Pro Maxよりカメラ性能が低かったが、13 Proは13 Pro Maxと同じカメラ性能。バッテリー容量は13より3時間多い。画面がヌルヌル動く。
デメリット
13より30gほど重い。
iPhone 13 Pro Max
すべてが最大のiPhone。
6.7インチ。5G。トリプルカメラ。バッテリーは最大28時間。Face ID。238g。120Hzリフレッシュレート。MagSafe。
メリット
最大の画面サイズ。最大のバッテリー容量。画面がヌルヌル動く。
デメリット
片手では操作しづらい。13 Proより35g、13より65g、13 miniより98g重い。
各機種のまとめ
これまでApple Storeで販売しているiPhoneを紹介してきましたが、各iPhoneの特徴のまとめとしては、
SE 3:最安。唯一指紋認証を搭載。
11:12よりも安い。ナイトモードが使える。
12 mini:最小、最軽量、最安5G iPhone。
12:コスパ抜群な5G iPhone。MagSafe。
13 mini:12 miniよりバッテリーが長持ち。
13:王道iPhone。
13 Pro:優れたカメラ性能、ヌルヌル動く画面。
13 Pro Max:最大サイズの画面。
といった感じです。
結論:一番おすすめなのはiPhone 13
結論を言ってしまいますが、現在販売されているiPhoneの中で最もおすすめなのはiPhone 13です。なぜならコスパに最も優れている機種だから。
本体サイズや画面サイズが丁度よく、CPUも最新で、価格もProより金額が抑えられています。カメラ性能も充分。
さらに、バッテリー駆動時間もiPhone 12より2時間ほど伸びています。
iPhone 13なら買って後悔することはほぼないでしょう。
iPhone購入の参考になりましたら幸いです!
これで失礼します。
(画像はhttps://www.apple.comから引用しています。)
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