iPad Proを購入したいけど、11インチと12.9インチ、どっちを買えばいいかわからない・・・
今回の記事ではそのような方向けに、11インチと12.9インチのどっちを買えばいいのか解説していきます。
細かいスペックの違いはこんな感じ。
11インチと12.9インチのスペックの違いはこんな感じ。大きく違うのは本体サイズ、重量、画面サイズ、画質、そして価格です。逆に言えばこれ以外は11インチと12.9インチでほとんど差がありません。
まずは本体サイズと重量の比較。取り回しでは11インチが有利です。
本体の大きさはこんな感じ。11インチはB5サイズで、12.9インチはA4サイズとほぼ同じとなっています。
11インチならバックパックに余裕で入ります。出し入れするのが楽チンです。
一方、12.9インチは11インチと比べると出し入れに少々苦労します。
普段出し入れの回数が多く、電車など机がない場所で使う機会が多いなら、11インチの方がおすすめです。机に出してガッツリ作業するなら、12.9インチの方がおすすめです。
画面の広さの比較。分割表示なら12.9インチの方が圧倒的にラク。
一番気になるのが画面サイズだと思います。いろんなアプリを表示させて、画面の広さを比較していった結果、このようになりました。それぞれ詳しく解説していきます。
勉強アプリ
まず勉強アプリ。ここではGoodNotes 5を開き、同じノートを表示させてみます。勉強アプリなら12.9インチの方がずっと楽です。例えばパワーポイントで作成された授業資料をみる場合、11インチは1画面に2枚のスライドが限界ですが、12.9インチなら4枚のスライドを表示させても快適です。ノートに書き込む場合、11インチだと画面をズームしてから書くことがたくさんありましたが、12.9インチに買い替えてからは画面をズームする回数がグッと減りました。学生の方など、普段勉強する機会が多いなら、12.9インチが絶対オススメ。ただしスキマ時間をたくさん使って勉強したいなら、取り回しの良さ的に11インチがオススメです。
イラストアプリ
イラストアプリ。やっぱりこちらも12.9インチのほうが快適です。画面が大きいぶん細かい線も書き込みやすいですし、ツールバーでイラストが邪魔されることもありません。さらに12.9インチは画面のコントラストが11インチよりも良いので、意図した色で描画できます。ただし簡単なスケッチやイラスト用途であれば11インチでも快適にできます。がっつりイラストを描きたいなら12.9インチ、ラフに描きたいなら11インチがおすすめです。
雑誌
雑誌の比較。見開き表示で開いてみます。こちらは12.9インチの方が絶対見やすいです。雑誌には細かい文字が多用されています。11インチだと細かい文字が小さすぎて、画面をズームするか、見開きではなく1ページで表示しなければ読むことができません。12.9インチならズーム不要で文字を読めます。(それでも細かい文字を読むのはちょっとキツイけど。)雑誌がメインの用途なら12.9インチが絶対おすすめ。
漫画
漫画アプリ。こちらは案外11インチの方が見やすいと感じました。迫力は12.9インチの方が勝っていますが、11インチの方が視点移動が少なく、画面の大きさも漫画本を開いた時のサイズと近いので、感覚的に読みやすいと感じました。しかも11インチならごろ寝しながら漫画を読めます。(12.9インチはデカくてごろ寝はキツイ。)漫画を読むのがメインなら、11インチがおすすめです。迫力を求めるなら12.9インチ。
動画
動画アプリ。こちらはなんのアプリを使うかによって、どちらが快適か分かれました。YoutubeやTiktokの場合、細かい文字が使われておらず、迫力や映像美がそこまで求められていないので、コンパクトにみれる11インチの方が快適だと感じました。ごろ寝使用もできますし。逆にPrime VideoやNetflixなどの場合、映像の迫力度で12.9インチの方が良いと感じました。普段YoutubeやTiktokなどライトな動画をみるなら11インチがオススメですが、アニメやドラマ、映画などを快適に楽しみたいなら12.9インチがおすすめです。
ゲーム
ゲームアプリ。Minecraftを表示させてみます。こちらはコントローラを使うかどうかによって好みが分かれそうです。iPadを手に持ってタッチ操作するなら軽量な11インチの方が快適ですが、コントローラを使用するなら12.9インチの方が画面が大きくて快適でした。普段手に持ってゲームをするなら11インチ、コントローラを使うなら12.9インチがおすすめです。(どちらも同じチップを積んでいるので、ゲーム性能自体はほぼ同じと考えて大丈夫です。)
画質の比較。黒の表現に差がアリ。
まずは明るめの写真。空の部分は11インチと12.9インチとであまり差が見られませんが、山の下の陰に隠れている森は、12.9インチの方がリアルに感じました。
さらに暗い写真。11インチは本来黒いところが少し白っぽくなっていますが、12.9インチなら白いところが明るく鮮やかに、黒いところは引き締まって見えます。
これには理由があり、iPad Proは11インチと12.9インチで表示方式が違います。11インチは普通の液晶パネルですが、12.9インチは、無数の小さいLEDをたくさん搭載したパネル(mini LED)を使用しています。白いところは明るく、黒いところは暗くLEDを表示させることで、普通の液晶パネルより高いコントラストを実現しています。
ただし、11インチでも十分綺麗な画面を楽しむことができます。そもそもAppleのディスプレイは全部キレイです。普段動画編集や画像編集をするなら12.9インチがオススメですが、編集作業をしないのであれば特に画質の差は気にしなくて大丈夫です。
価格の比較。12.9インチはかなり高価。
次に価格の比較ですが、これは正直、12.9インチはぼったくりレベルで高いです。11インチでも最低12.4万円はしますが、12.9インチとなると最低でも17.2万円はします。12.9インチは正直躊躇する人が多いと思います。僕は自分への投資と考えて思い切って12.9インチを購入しました。高い買い物なので、よく考えて購入しましょう。
11インチでも高い!!という方は、iPad Proと性能が似ているiPad Airというモデルもあります。iPadの各モデルについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
チップ、カメラ、バッテリー駆動時間、使えるアクセサリーはほぼ同じ。ただしキーボードの大きさに注意。
チップ、カメラ、バッテリー駆動時間、使用できるアクセサリーは11インチと12.9インチで差がありません。ここらへんは特に気にしなくて大丈夫です。
ただし、11インチと12.9インチとでそれぞれ対応しているiPad専用のキーボードは、大きさに差があるので注意が必要です。12.9インチはパソコンと同じフルサイズのキーボードを搭載していますが、11インチは一部のキーが通常より小さくなっています。トラックパッドも12.9インチの方が大きめ。純正のキーボードを使いたいなら、12.9インチのほうが快適です。ただし、今のiPad ProならUSB-CやBluetoothでいろんなキーボードを接続して使うことができるので、キーボードは他のキーボードを使って、11インチを購入するという手もアリです。
対決結果はこんな感じ。
使用用途で比較すると、11インチと12.9インチ、どちらにも長所と短所があることが分かりました。
まとめとして、取り回しの良さを優先させて価格をなるべく抑え、ライトに使いたいなら11インチ。価格は高くても良いから作業の効率性を優先させてヘビーに使いたいなら12.9インチ。になります。
ちなみに僕は12.9インチを使っています。
僕は11インチと12.9インチの両方を所持していますが、今は12.9インチをメインに使っています。僕の本業は学生で、細かい文字を書き込むことが多いため、12.9インチの方が使いやすいと感じています。学生なら机でiPadを使用することが多いと思うので、勉強の効率性を上げるなら12.9インチがオススメです。
ここまで記事を読んでくださりありがとうございました。
iPadの購入リンクはこちら。
iPad Pro 11インチ
iPad Pro 12.9インチ
iPad Air
iPadに関連した記事はこちら。
その他の記事はこちら。